九州四十九院薬師霊場巡り

不老長寿の妙薬を求めて 巡礼の旅に出よう
お薬師さまのご真言
おん ころころせんだり まとうぎ そわか

九州四十九院薬師霊場 第四十三番 常福禅寺

第四十三番 広厳山 常福禅寺

宗旨  臨済宗南禅寺派

本尊  薬師瑠璃光如来

住所  〒849-0305 佐賀県小城市牛津町上砥川3696

常福禅寺1 常福禅寺2
本堂 本堂
本堂全景。→ →本堂に架かる九州四十九院薬師霊場第四十三番札所の表札。→

 

常福禅寺3 常福禅寺4
本堂 本堂
→本堂正面。→ →本堂内の景色。→

 

常福禅寺5 常福禅寺6
本堂 本堂
→本堂内の御本尊。→ →本堂内の景色。→

 

常福禅寺7 常福禅寺8
本堂 仏像収蔵庫
→本堂内の景色。→ →この中に国家重要文化財に指定された薬師瑠璃光如来坐像が安置してある。→

 

常福禅寺9
本尊 薬師瑠璃光如来坐像
→ご住職から国家重要文化財に指定されている薬師瑠璃光如来像を見せて頂けるとのご案内を受けました。収蔵庫を開けるとその美しいお姿に感動いたしました。写真を撮らせて頂くのは遠慮してパンフの写真を載せます。左手に持つ 薬壷と光背及び蓮華座は製作時期が新しい。桧材を用いた一木造りで平安期の作。右手に縵網相がみてとれる。→

次は九州四十九院薬師霊場 第四十四番 寶琳院に行きましょう。

目 次
サブコンテンツ

薬師如来は、正しくは薬師瑠璃光如来といいます。

日光菩薩、月光菩薩の脇士と十二神将が一体となって、仏の心「慈悲の心」を表しています。 即ち、私たちの病気の苦しみを除いて、安楽を与えてくださる現世利益の「ほとけさま」です。

薬師如来が説法している時の手の相(印相)、右手は施無畏印で、わたしたちの色々と恐れおじる心を 取り除き、安心させてくれるサインです。痛いところへすぐ右手が飛びます。これが「手当て」です。 手の指には仏の世界でいう仏の名があり、薬指が薬師如来です。施無畏印で薬指を少し前に出すことで 薬師如来を象徴しています。

左手は与願印で、平安時代以後の薬師如来は薬壷を持っておられます。 くすりつぼは、人の寿命を延ばす意味をもつといいます。 現代人は薬によって病気が治ると頼りがちですが、病気を治すのは、私たちの体内にある自然治癒力が 最も肝腎です。医療や薬品は、その自然治癒力を高め、援助する役割を持つのであります。 「病は気から」とも言います。この治すという「気力」をバックアップしてくれるのが、お薬師様です。

私たちが病気になったとき、その病気をおそれず、医薬の効果を高め、強く生きる力を与えてくださります。 その上に、「病気の善用」も諭していただけるのです。お薬師信仰を深めることは、健康で、病気を 苦にすることなく、安楽で幸せな日暮らしが期待できるのです。  合掌

その中の一員になるべく 私も巡ってみました。 皆様の健康と安心、ご利益がもれなく満たされますよう お祈りいたします。