九州西国霊場巡り

開創千三百年の歴史・・日本最古の観音霊場
樹木の茂る山の道。・潮の香る海の道。・心温まる里の道。・ふと、我にかえると人の道を教えられる。 観音さまに出会う心の旅のはじまり。

九州西国霊場 第三十三番 観世音寺

第三十三番 清水山 観世音寺

宗旨  天台宗

本尊  聖観音座像

住所  〒818-0101 福岡県太宰府市観世音寺五丁目6番1号

観世音寺1 観世音寺2
本堂(講堂) 本堂(講堂)
本堂全景を正面から。→ →本堂正面。→

 

観世音寺3 観世音寺4
本堂(講堂) 本堂(講堂)
→本堂全景を左から。→ →本堂(講堂)の聖観音像(のぞき窓からは顔が見えない)。→

 

観世音寺5 観世音寺6
境内 金堂(阿弥陀堂)
→観世音寺境内案内看板。→ →金堂(阿弥陀堂)を正面から。→

 

観世音寺7 観世音寺8
金堂(阿弥陀堂) 金堂(阿弥陀堂)
→金堂(阿弥陀堂)を本堂側から。→ →金堂(阿弥陀堂)内の景色。→

 

観世音寺9 観世音寺10
五重塔心礎石 鐘楼
→現在は五重塔はありませんが、どのくらいの高さの塔だったのでしょうか?→ →鐘楼全景。→

 

観世音寺11 観世音寺12
国宝 梵鐘 日本の音風景百選 認定書
→この梵鐘は京都妙心寺の鐘と兄弟と云われ その古さに於ても亦優秀さに於ても 正に日本一と稽せられ糟屋郡多々良で鋳造されたと伝えられています。→ →音風景の名称 観世音寺の鐘。→

 

観世音寺13 観世音寺14
宝蔵 宝蔵
→宝蔵全景。→ →宝蔵展示物一覧。→

 

観世音寺15 観世音寺16
宝蔵内 宝蔵内
→左から 地蔵菩薩立像(高1.36m)、毘沙門天立像(高1.6m)、地蔵菩薩半跏像(高1.76m)→ →聖観世音菩薩座像(高3.21m)→

 

観世音寺17 観世音寺18
宝蔵内 宝蔵内
→左から 十一面観世音菩薩(高4.97m)、馬頭観世音菩薩立像(高5.03m)→ →左から 馬頭観世音菩薩立像(高5.03m)、不空羂索観世音菩薩立像(高5.15m)→

 

観世音寺19 観世音寺20
宝蔵内 宝蔵内
→十一面観世音菩薩(高4.97m)。→ →馬頭観世音菩薩立像(高5.03m)。→

 

観世音寺21 観世音寺22
宝蔵内 宝蔵内
→馬頭観世音菩薩立像前の石造狛犬。→ →馬頭観世音菩薩立像前の石造狛犬。→

 

観世音寺23 観世音寺24
宝蔵内 宝蔵内
→馬頭観世音菩薩立像(高5.03m)。→ →不空羂索観世音菩薩立像(高5.15m)。→

 

観世音寺25 観世音寺26
宝蔵内 宝蔵内
→不空羂索観世音菩薩立像(高5.15m)。→ →阿弥陀如来座像(高2.2m)と四天王立像。→

 

観世音寺27 観世音寺28
宝蔵内 宝蔵内
→阿弥陀如来座像(高2.2m)。→ →阿弥陀如来座像(高2.2m)と四天王立像。→

 

観世音寺29 観世音寺30
宝蔵内 宝蔵内
→左から 大黒天立像(高1.7m)、十一面観世音菩薩(高3.0m)、吉祥天立像(高2.15m)。→ →左から 大黒天立像(高1.7m)、十一面観世音菩薩(高3.0m)、吉祥天立像(高2.15m)。→

 

観世音寺31
宝蔵内
→境内入口にある石表柱の墨拓を採った物と思われる。→

観世音寺の宝蔵での写真撮影は特別の許可を得ていません。


これで九州西国霊場巡りは 満願結願いたしました。

目 次
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九州西国霊場は今から約千三百年前の和銅六年(七一三)に、宇佐の仁聞菩薩と法蓮上人により開創されました。 三十三観音霊場を巡る心の旅路は「日の御子」のおわします英彦山から始まります。

「わが心 水の如くあれ わが心 空の如くあれ」(山頭火)と念じながら、山国川を下れば、宇佐を経て 「仏の里」国東へ至ります。

六郷満山の最高峰、両子山から湯煙の別府を過ぎ、豊後水道をはるかに臨む霊山や九六位山の山の道をたどれば、 緑樹のさわやかな香りと清浄な水と小鳥の囀りに心も和みます。

臼杵の石仏の微笑や、内山観音を後に、大阿蘇の噴煙を仰げば、五岳の寂かな涅槃像が燃えたぎる 阿修羅の怒りを抑えるかのように迫ってきます。

剣聖・宮本武蔵も座禅した熊本の岩戸観音より三重塔と雪舟庭のある清水観音へ。 筑後川中流域の装飾古墳や平安期経筒の出土で有名な観音寺から弥生文化を代表する吉野ヶ里遺跡など、 有明海を包むようにして海の道は続きます。

九州を代表する滝の清水観音から竹崎を経て、異国情緒あふれる長崎の街。 その南端の野母崎へと巡礼し、西海国定公園を臨む佐世保の福石観音へ。 唐津の「虹の松原」の緑に心洗われながら、玄界灘を北上すれば、雷山千如寺の大きな千手観音さまのお慈悲に 触れることができます。

静寂な油山観音から博多の町を経て、神湊を臨む鎮国寺の優しい如意輪観音さまに手を合わせて、 西日本随一の大宰府観世音寺で結願します。

延べ千百キロの九州西国の巡礼を終えれば、しなやかな観音さまの心をいただき、 日本最古の梵鐘の音が、しみじみと胸にしみてきます。

その中の一員になるべく 私も巡ってみました。 皆様の健康と安心、ご利益がもれなく満たされますよう お祈りいたします。