九州西国霊場巡り

開創千三百年の歴史・・日本最古の観音霊場
樹木の茂る山の道。・潮の香る海の道。・心温まる里の道。・ふと、我にかえると人の道を教えられる。 観音さまに出会う心の旅のはじまり。

九州西国霊場 第十四番 雲巌寺

第十四番 岩殿山 雲巌寺

宗旨  曹洞宗

本尊  四面馬頭観世音菩薩(岩戸観音)

住所  〒861-5282 熊本県熊本市松尾町平山589

雲巌寺1 雲巌寺2
岩表柱 本堂
九州西国第十四番札所 曹洞宗 雲巌禅寺 岩戸観音五百羅漢。→ →本堂全景を正面から。→

 

雲巌寺3 雲巌寺4
本堂 本堂
→本堂に架かる九州西国三十三ヶ所 第十四番霊場の表札。→ →本堂に架かる曹洞宗 雲巌禅寺の表札。→

 

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本堂 本堂
→本堂正面に架かる扁額。→ →本堂内の景色。→

 

雲巌寺7 雲巌寺8
本堂 本堂
→本堂内の景色。→ →本堂内の天井景色。→

 

雲巌寺9 雲巌寺10
本堂 本堂
→本堂前に置かれた観世音菩薩像。→ →本堂全景を右側から。→

 

雲巌寺11 雲巌寺12
境内 境内
→雲巌禅寺 雲巌洞 五百羅漢の案内看板。→ →境内景色。→

 

雲巌寺13 雲巌寺14
宮本武蔵像 宮本武蔵顕彰碑
→ここ 雲巌洞にて宮本武蔵が「兵法五輪の書」を書き上げたと云われる。→ →雲巌洞は雲巌寺の奥の院であり、座禅の霊場といて尊ばれ、鹿子木寂心や沢村大学等も逆修碑を残している。→

次は九州西国霊場 第十五番 普光寺に行きましょう。

目 次
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九州西国霊場は今から約千三百年前の和銅六年(七一三)に、宇佐の仁聞菩薩と法蓮上人により開創されました。 三十三観音霊場を巡る心の旅路は「日の御子」のおわします英彦山から始まります。

「わが心 水の如くあれ わが心 空の如くあれ」(山頭火)と念じながら、山国川を下れば、宇佐を経て 「仏の里」国東へ至ります。

六郷満山の最高峰、両子山から湯煙の別府を過ぎ、豊後水道をはるかに臨む霊山や九六位山の山の道をたどれば、 緑樹のさわやかな香りと清浄な水と小鳥の囀りに心も和みます。

臼杵の石仏の微笑や、内山観音を後に、大阿蘇の噴煙を仰げば、五岳の寂かな涅槃像が燃えたぎる 阿修羅の怒りを抑えるかのように迫ってきます。

剣聖・宮本武蔵も座禅した熊本の岩戸観音より三重塔と雪舟庭のある清水観音へ。 筑後川中流域の装飾古墳や平安期経筒の出土で有名な観音寺から弥生文化を代表する吉野ヶ里遺跡など、 有明海を包むようにして海の道は続きます。

九州を代表する滝の清水観音から竹崎を経て、異国情緒あふれる長崎の街。 その南端の野母崎へと巡礼し、西海国定公園を臨む佐世保の福石観音へ。 唐津の「虹の松原」の緑に心洗われながら、玄界灘を北上すれば、雷山千如寺の大きな千手観音さまのお慈悲に 触れることができます。

静寂な油山観音から博多の町を経て、神湊を臨む鎮国寺の優しい如意輪観音さまに手を合わせて、 西日本随一の大宰府観世音寺で結願します。

延べ千百キロの九州西国の巡礼を終えれば、しなやかな観音さまの心をいただき、 日本最古の梵鐘の音が、しみじみと胸にしみてきます。

その中の一員になるべく 私も巡ってみました。 皆様の健康と安心、ご利益がもれなく満たされますよう お祈りいたします。