九州西国霊場巡り

開創千三百年の歴史・・日本最古の観音霊場
樹木の茂る山の道。・潮の香る海の道。・心温まる里の道。・ふと、我にかえると人の道を教えられる。 観音さまに出会う心の旅のはじまり。

九州西国霊場 第七番 宝満寺

第七番 宝龍山 宝満寺

宗旨  天台宗

本尊  十一面千手観世音菩薩

住所  大分県別府市田の口町1組

宝満寺1 宝満寺2
石表札 参道石段
九州西国七番札所 宝龍山 宝満寺と書かれてある。→ →石段かあ、しゃあない では 一段づづ登りましょ。→

 

宝満寺3 宝満寺4
大乗妙典塔 宝満寺案内
→石垣に組み込まれています。明和三年銘があるがそれっていつよ?。→ →別府で一番古いお寺といわれてるそうです。一読してみて下さい。→

 

宝満寺5 宝満寺6
山門 山門
→石段上にある山門を境内側から。→ →山門に架かる扁額。→

 

宝満寺7 宝満寺8
境内参道 境内参道
→六道の始まりは地獄から。→ →地獄→餓鬼→畜生→修羅→人間→天へと上っていきます。→

 

宝満寺9 宝満寺10
境内参道 境内参道
→途中で地蔵さまに助けられながら。→ →この石段を上がれば本堂です。→

 

宝満寺11 宝満寺12
本堂 本堂
→本堂全景。→ →本堂を正面から。→

 

宝満寺13 宝満寺14
本堂 本堂
→本堂入口に架かる扁額。→ →本堂内の龍の額。→

 

宝満寺15 宝満寺16
本堂 本堂
→本堂内の景色。→ →ご本尊の十一面千手観世音菩薩立像。→

 

宝満寺17 宝満寺18
本堂 本堂
→本堂内に架かる観世音の額。→ →如来座像。→

 

宝満寺19 宝満寺20
本堂 本堂
→本堂内の不動明王像。→ →本堂内に同居する正一位稲荷大明神の社。→

 

宝満寺21 宝満寺22
本堂裏手 本堂裏手
→本堂裏手に観音石佛への案内があり。→ →岩肌に石仏が、これかなと思っていると。→

 

宝満寺23 宝満寺24
本堂裏手 本堂裏手
→おお、こちらか!みなさまに合掌。→ →これって井戸に蓋をしているのでしょうか?。→

 

宝満寺25 宝満寺26
景観 景観
→この本堂まで上がってくると別府市街の景観が楽しめます。先人たちは巡礼に訪れた者だけに与えられた観音浄土からの眺望を楽しんだことでしょう。→ →庫裏の屋根の向こうにも眺望が開けています。→

 

宝満寺27 宝満寺28
石表柱 石灯籠
→九州西国七番霊場とある。→ →昔の人の美的センスは素晴らしい。→

 

宝満寺29 宝満寺30
境内景色 境内景色
→庫裏前の観世音菩薩立像。→ →庫裏前の地蔵菩薩立像。→

次は九州西国霊場 第八番 霊山寺に行きましょう。

目 次
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九州西国霊場は今から約千三百年前の和銅六年(七一三)に、宇佐の仁聞菩薩と法蓮上人により開創されました。 三十三観音霊場を巡る心の旅路は「日の御子」のおわします英彦山から始まります。

「わが心 水の如くあれ わが心 空の如くあれ」(山頭火)と念じながら、山国川を下れば、宇佐を経て 「仏の里」国東へ至ります。

六郷満山の最高峰、両子山から湯煙の別府を過ぎ、豊後水道をはるかに臨む霊山や九六位山の山の道をたどれば、 緑樹のさわやかな香りと清浄な水と小鳥の囀りに心も和みます。

臼杵の石仏の微笑や、内山観音を後に、大阿蘇の噴煙を仰げば、五岳の寂かな涅槃像が燃えたぎる 阿修羅の怒りを抑えるかのように迫ってきます。

剣聖・宮本武蔵も座禅した熊本の岩戸観音より三重塔と雪舟庭のある清水観音へ。 筑後川中流域の装飾古墳や平安期経筒の出土で有名な観音寺から弥生文化を代表する吉野ヶ里遺跡など、 有明海を包むようにして海の道は続きます。

九州を代表する滝の清水観音から竹崎を経て、異国情緒あふれる長崎の街。 その南端の野母崎へと巡礼し、西海国定公園を臨む佐世保の福石観音へ。 唐津の「虹の松原」の緑に心洗われながら、玄界灘を北上すれば、雷山千如寺の大きな千手観音さまのお慈悲に 触れることができます。

静寂な油山観音から博多の町を経て、神湊を臨む鎮国寺の優しい如意輪観音さまに手を合わせて、 西日本随一の大宰府観世音寺で結願します。

延べ千百キロの九州西国の巡礼を終えれば、しなやかな観音さまの心をいただき、 日本最古の梵鐘の音が、しみじみと胸にしみてきます。

その中の一員になるべく 私も巡ってみました。 皆様の健康と安心、ご利益がもれなく満たされますよう お祈りいたします。