九州西国霊場巡り

開創千三百年の歴史・・日本最古の観音霊場
樹木の茂る山の道。・潮の香る海の道。・心温まる里の道。・ふと、我にかえると人の道を教えられる。 観音さまに出会う心の旅のはじまり。

九州西国霊場 第二十九番 千如寺

第二十九番 雷山 千如寺大悲王院

宗旨  真言宗大覚寺派

本尊  十一面千手観世音菩薩

住所  〒819-1145 福岡県糸島市雷山626番地

御詠歌 あまのはら うちとどろかし なるかみの こえもきえゆく ちかいとぞきく

千如寺1 千如寺2
石表柱 文化財案内
別格本山 千如寺 とある石表柱。→ →観音堂、開山堂、石像五百羅漢坐像、大悲王院古文書、心字庭園。→

 

千如寺3 千如寺4
楼門 楼門
→楼門全景。→ →楼門の造りを見上げてみると。→

 

千如寺5 千如寺6
手水 山門
→手水舎全景。→ →山門全景を本堂側から。→

 

千如寺7 千如寺8
山門 山門
→山門内の吽形仁王像。→ →山門内の吽形仁王像。→

 

千如寺9 千如寺10
山門 山門
→山門内の阿形仁王像。→ →山門内の阿形仁王像。→

 

千如寺11 千如寺12
本堂 本堂
→本堂全景と庭園内の大楓。→ →本堂正面と架かる扁額。→

 

千如寺13 千如寺14
本堂 本堂
→本堂正面の千如寺と書かれた額。→ →本堂正面と架かる別格本山の扁額。→

 

千如寺15 千如寺16
本堂 本堂
→本堂正面を見上げてみると。→ →本堂内の景色。→

 

千如寺17 千如寺18
聖天堂 聖天堂
→聖天堂案内。御本尊は大聖歓喜天と称し秘仏であらゆる災禍を除き富貴財福を授ける天尊。→ →聖天堂全景。→

 

千如寺19 千如寺20
聖天堂 聖天堂
→聖天堂を左から見上げてみると。→ →聖天堂内の景色。→

 

千如寺21 千如寺22
七福神堂 七福神
→七福神堂全景。→ →恵比須:商売繁盛、大黒:豊作、毘沙門天:現世利益、弁財天:智慧、福禄寿:人徳、寿老人:延命長寿、布袋:福徳円満。→

 

千如寺23 千如寺24
開山堂 開山堂
→開山堂全景。→ →開山堂内の清賀上人坐像。→

 

千如寺25 千如寺26
境内 境内
→境内参道風景。→ →境内参道風景。石段の先に観音堂があります。→

 

千如寺27 千如寺28
観音堂 観音堂
→観音堂を正面から。→ →観音堂に架かる九州西国第二十九番霊場の表札。→

 

千如寺29 千如寺30
観音堂 観音堂
→観音堂に架かる九州八十八ヶ所第八十二番霊場の表札。→ →石表柱。→

 

千如寺31 千如寺32
観音堂 観音堂
→観音堂腰壁に施された彫刻。→ →観音堂腰壁に施された彫刻。→

 

千如寺33 千如寺34
観音堂 放水筒
→観音堂全景。→ →観音堂を火災から守る為に数箇所に消防用放水筒が設置されている。→

 

千如寺35 千如寺36
大護摩道場 大護摩道場
→大護摩道場案内。→ →大護摩道場の景色。→

 

千如寺37 千如寺38
大護摩道場 大護摩道場
→大護摩道場の景色。→ →お堂架かる九州三十六不動霊場第二十八番札所の表札。→

 

千如寺39 千如寺40
大護摩道場 大護摩道場
→大護摩道場お堂前に置かれた錫杖。→ →大護摩道場の景色。→

 

千如寺41 千如寺42
大護摩道場 境内
→護摩焚きの跡。→ →子安観世音菩薩。→

 

千如寺43 千如寺44
境内 境内
→境内の景色。→ →境内の景色。→

 

千如寺45 千如寺46
境内 境内
→境内の景色。→ →境内の景色。→

 

千如寺47 千如寺48
境内 境内
→延命地蔵。→ →石塔。→

 

千如寺49 千如寺50
境内 境内
→境内。→ →出世地蔵菩薩。→

 

千如寺51 千如寺52
境内 境内
→境内の景色。→ →弘法大師像。→

 

千如寺53 千如寺54
境内 境内
→境内の景色景。→ →常に水が吹き出ている滝。→

次は九州西国霊場 第三十番 正覚寺に行きましょう。

目 次
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九州西国霊場は今から約千三百年前の和銅六年(七一三)に、宇佐の仁聞菩薩と法蓮上人により開創されました。 三十三観音霊場を巡る心の旅路は「日の御子」のおわします英彦山から始まります。

「わが心 水の如くあれ わが心 空の如くあれ」(山頭火)と念じながら、山国川を下れば、宇佐を経て 「仏の里」国東へ至ります。

六郷満山の最高峰、両子山から湯煙の別府を過ぎ、豊後水道をはるかに臨む霊山や九六位山の山の道をたどれば、 緑樹のさわやかな香りと清浄な水と小鳥の囀りに心も和みます。

臼杵の石仏の微笑や、内山観音を後に、大阿蘇の噴煙を仰げば、五岳の寂かな涅槃像が燃えたぎる 阿修羅の怒りを抑えるかのように迫ってきます。

剣聖・宮本武蔵も座禅した熊本の岩戸観音より三重塔と雪舟庭のある清水観音へ。 筑後川中流域の装飾古墳や平安期経筒の出土で有名な観音寺から弥生文化を代表する吉野ヶ里遺跡など、 有明海を包むようにして海の道は続きます。

九州を代表する滝の清水観音から竹崎を経て、異国情緒あふれる長崎の街。 その南端の野母崎へと巡礼し、西海国定公園を臨む佐世保の福石観音へ。 唐津の「虹の松原」の緑に心洗われながら、玄界灘を北上すれば、雷山千如寺の大きな千手観音さまのお慈悲に 触れることができます。

静寂な油山観音から博多の町を経て、神湊を臨む鎮国寺の優しい如意輪観音さまに手を合わせて、 西日本随一の大宰府観世音寺で結願します。

延べ千百キロの九州西国の巡礼を終えれば、しなやかな観音さまの心をいただき、 日本最古の梵鐘の音が、しみじみと胸にしみてきます。

その中の一員になるべく 私も巡ってみました。 皆様の健康と安心、ご利益がもれなく満たされますよう お祈りいたします。