九州西国霊場巡り

開創千三百年の歴史・・日本最古の観音霊場
樹木の茂る山の道。・潮の香る海の道。・心温まる里の道。・ふと、我にかえると人の道を教えられる。 観音さまに出会う心の旅のはじまり。

九州西国霊場 第二十番 地蔵院

第二十番 仁比山 地蔵院

宗旨  天台宗

本尊  千手観世音菩薩

住所  〒842-0123 佐賀県神埼市神埼町的 1688

御詠歌 いやしきも たかきもいざや えらびなく ただまことある みちまもるなり

地蔵院1 地蔵院2
手水舎 鐘楼
手水で清めて。→ →鐘楼に願いを込めて。→

 

地蔵院3 地蔵院4
本堂 本堂
→本堂全景。→ →本堂入口。→

 

地蔵院5 地蔵院6
本堂 本堂
→本堂を左から見上げてみると。→ →本堂に架かる九州西国二十番札所 千手観世音菩薩の表札。→

 

地蔵院7 地蔵院8
本堂内 境内
→本堂内の景色。→ →薬師如来座像。→

 

地蔵院9 地蔵院10
六地蔵塔 六地蔵塔
→六地蔵塔 案内看板。→ →六地蔵塔全景。→

 

地蔵院11 地蔵院12
六地蔵塔 福徳地蔵尊
→六地蔵塔。ぐるりと回りを見渡せるように配置されている。→ →水掛け福徳地蔵尊。→

 

地蔵院13 地蔵院14
六地蔵 子安地蔵
→左から地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人間道、天上道の各地蔵尊立像。→ →子安地蔵尊立像。→

次は九州西国霊場 第二十一番 寳地院に行きましょう。

目 次
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九州西国霊場は今から約千三百年前の和銅六年(七一三)に、宇佐の仁聞菩薩と法蓮上人により開創されました。 三十三観音霊場を巡る心の旅路は「日の御子」のおわします英彦山から始まります。

「わが心 水の如くあれ わが心 空の如くあれ」(山頭火)と念じながら、山国川を下れば、宇佐を経て 「仏の里」国東へ至ります。

六郷満山の最高峰、両子山から湯煙の別府を過ぎ、豊後水道をはるかに臨む霊山や九六位山の山の道をたどれば、 緑樹のさわやかな香りと清浄な水と小鳥の囀りに心も和みます。

臼杵の石仏の微笑や、内山観音を後に、大阿蘇の噴煙を仰げば、五岳の寂かな涅槃像が燃えたぎる 阿修羅の怒りを抑えるかのように迫ってきます。

剣聖・宮本武蔵も座禅した熊本の岩戸観音より三重塔と雪舟庭のある清水観音へ。 筑後川中流域の装飾古墳や平安期経筒の出土で有名な観音寺から弥生文化を代表する吉野ヶ里遺跡など、 有明海を包むようにして海の道は続きます。

九州を代表する滝の清水観音から竹崎を経て、異国情緒あふれる長崎の街。 その南端の野母崎へと巡礼し、西海国定公園を臨む佐世保の福石観音へ。 唐津の「虹の松原」の緑に心洗われながら、玄界灘を北上すれば、雷山千如寺の大きな千手観音さまのお慈悲に 触れることができます。

静寂な油山観音から博多の町を経て、神湊を臨む鎮国寺の優しい如意輪観音さまに手を合わせて、 西日本随一の大宰府観世音寺で結願します。

延べ千百キロの九州西国の巡礼を終えれば、しなやかな観音さまの心をいただき、 日本最古の梵鐘の音が、しみじみと胸にしみてきます。

その中の一員になるべく 私も巡ってみました。 皆様の健康と安心、ご利益がもれなく満たされますよう お祈りいたします。