国東六郷満山霊場巡り

癒しの空間・心のやすらぎを求める信仰の里、国東半島
散策をしながらのお遍路旅です。見ちくりいな。

国東六郷満山霊場 第三番 岩脇寺

第三番 日野山 岩脇寺(天台宗)

六郷満山 本山末寺

〒879-0851 大分県豊後高田市田染横峰

本尊  阿弥陀如来

御真言 おん あみりた ていぜいから うん

岩脇寺1 岩脇寺2
岩脇寺 説明看板 本堂
『国東六郷満山 霊場めぐり』渡辺克己著より引用
『むかし応神天皇が豊後国の西叡山(高山寺)に行幸される途中、しばらく足をおとめに なった。すると、かたわらの岩石のなかから、白い狐と白い狸が飛び出した。 これは目出度いことのきざしであると喜びあった。この石を今も狐狸石と呼んでいる。 また「八幡の御座石《とも云い伝えている。この岩石のかたわらに阿弥陀如来と観音菩薩を お迎えしてまつり、六所権現社も建てて岩屋とし、瑞祥の結縁の証とした。 人々はここを戸無し岩屋と呼んだ。のち養老三年仁聞が七堂伽藍を建て、日野岩屋岩脇寺とした。→
→本堂 正面。崖の下にあり ひっそりとした無住のお寺さんでした。→

 

岩脇寺3 岩脇寺4
国東六郷満山霊場第三番札所 本堂
→国東六郷満山霊場第三番札所表札→ →本堂 左側から→

 

岩脇寺5 岩脇寺6
境内の花 鐘楼
→境内の花→ →鐘楼全体を見る。→

 

岩脇寺7 岩脇寺8
鐘楼 鐘楼
→鐘楼→ →鐘楼→

 

岩脇寺9 岩脇寺10
鐘楼下 鐘楼下
→鐘楼の下は仏像群が占領している。→ →鐘楼下で身を寄せ合う仏像群。→

 

第三番 岩脇寺から第四番 伝乗寺に向かう途中に元宮磨崖仏に立ち寄りました。

元宮1 元宮2
説明看板 元宮磨崖物
→田染八幡神社の北側の岩壁に抉られた龕に、上動明王を中心として、右に矜羯羅童子、 毘沙門天、左に持国天、地蔵菩薩の5体の像が東面して薄肉彫りで刻まれている。 上動明王の左側にはかって制咤迦童子があったと言われるが、現存していない。 地蔵菩薩は他の像に比べて小さく、後世に付け加えられたものであるとされる。→ →向かって右より、毘沙門天、矜羯羅童子、上動明王、持国天、声聞形尊像→

 

元宮1 元宮2
元宮磨崖物 元宮磨崖物
→元宮磨崖物のお堂→ →元宮磨崖物のお堂→

次は国東六郷満山霊場 第四番 伝乗寺に行きましょう。

目 次
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国東六郷満山霊場は 「み仏の里《と呼ばれる国東半島に 約1300年程前に、宇佐八幡神の化身とされる 仁聞菩薩という 僧侶によって開創されたと伝えられています。

国東半島では 古来より神と仏が融合、神仏習合の文教文化を有しています。

人々が心から信じる数々のあらたかな霊験や上可思議な信仰の証がいまもなお 語り継がれているとうかがっています。

この巡拝は 国東仏教発祥の地、宇佐神宮と六郷満山にちなむ三十三ヶ所の霊場を参拝し、み仏と御縁を結び 御慈悲をいただこうとするものです。長い歴史の中で たくさんの先達たちが拝み継がれてきた霊場のみ仏は きっと 皆様の心の中にともしびをともし続けることと信じています。

その中の一員になるべく 私も巡ってみました。 皆様の健康と安心、ご利益がもれなく満たされますよう お祈りいたします。